2009年 01月 16日 ( 1 )

公演を終えて/長崎いずみ

公演を終えて/長崎いずみ(禾瀬ミワ)
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今年のお正月に総合病院の産婦人科へ生まれたての赤ちゃんを見に行きました。
その姿はどれも小さく儚いものでしたが、どこか力強い存在でした。
ここにいる赤ちゃん達それぞれには、未来があり希望がある。
その子にしかない道がある。
そう思うと、一人ひとりに「生まれてきてよかったね」と言ってあげたくなる気がしました。


出産というものは、唯一女性にだけ存在する「選択」です。
生むことも生まないことも出来る。
しかしそのどちらを選んだにせよ、その選択には大きな決意が必要です。

ひとつの命が自らのお腹に宿っているとわかって、その命が月日を追うごとにどんどん成長していって、それを身体全てで感じたら、きっと生む以外の選択肢を選ぶことなんて出来ない。
今確かに身体の中に存在している命には、代わりになるものなんてどこにもいない。
今さよならしてしまったら、次にお腹に宿ったとしてもそれは今の命ではない。
だから、ただこの命と出会うために、生むという決断をする……

でも、今の環境やこれからの人生を考えると、生まないということを簡単に無下にすることも出来ない。生まれたら必ず良い人生を歩めるというわけではない。
今の家族やパートナーの状況を考えると、生むことが最良の選択であるなんてことはめったにない。
身体のことだけではなく、様々な要素を考慮すると、最終的に生まないという決断に達することだってある…


そのどちらかを選ぶことですら、とても恐いことだと私は感じます。
正直に言って、そんな大きな決断はまだ出来ないし、したくない。
子供が欲しいと思ったことは何度もあるけれど、実際に子供を身体に宿すことは想像することすら出来ない。
だから、私はまだまだ女性になれていない、子供なんだなぁ。


子を宿した女性は強い。
そんな強い女性へと成長することの出来たミワを、私は尊敬するし、嫉妬もする。
悔しいなぁとも思う。短慮だなぁとも思ったし、よくわかんないヤツだなぁとも思う。
でも、色んな思いはあるけれど、とにかく私は禾瀬ミワが大好きです。


このお芝居を最後までやり遂げられたこと、そしてミワと出会えた事が、私にとっての幸せでした。
『L'Oiseau Bleu/青い鳥』へご来場いただいた皆様、公演を打つにあたりご協力頂いた皆様、本当に本当にありがとうございました!!
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by insyouha-news | 2009-01-16 00:00 | メンバー